北朝鮮発射のミサイルが日本上空を通過

先月29日に続き、北朝鮮が日本の北海道上空を通過する弾道ミサイルを1発発射しました。

 

午前7時01分にスマホへ緊急速報が入り、アラームが高らかに鳴り響き、その後数分で防災無線の放送が聞こえてきました。

 

先月のミサイル発射も今回のミサイル発射も、私の住む地域は避難対象地域です。

 

先月29日は、初めての出来事でしたので、「何事が起きたのか?」恐怖とゆうよりは、かなりの戸惑いがありましたが、今日は、スマホのアラームが鳴るや否や「また北朝鮮かな?」と思い、スマホを取り上げて確認すると、案の定でした。

 

その後、しばらくNHKの速報を映しながら、状況を見守っていたのですが、なんだか、Jアラートの作動に対する、良い意味でも悪い意味でも慣れが出てきたように感じました。

 

勿論、ミサイル発射の報道に対して、恐怖心がないわけでも100%の安全を信じているわけでもないのですが、「どうせ日本の陸地へ飛来することはないだろう」「自分の住む場所へピンポイントで落ちてくることはないだろう」との気持ちが強く、スマホの速報も防災無線も非難を呼び掛けているのに対して、ほぼ無視状態でしたし、恐らく、多くの人は私と同様の行動だったと思います。

 

地震速報のように、かなりピンポイントで非難の対象を示してくれたり、目の前に海があり、その状況での津波警報であったりした場合には、即座に避難行動へ移す人の方が多いでしょうが、ほぼ東日本全体が避難地域で、ミサイルが発射されたと言われても、あまりピンとこないのは当然のことと思うのです。

 

まぁ、もしミサイルが上空に見えて、周辺に落ちそうな状況になったとしても、一瞬にして非難する事は難しいですし、あたふたしながら、恐怖の中で成り行きに任せるしかないようなきもしますが、例え、数分の短い間でも、何らかの避難行動が命を救うことは、十分にある事だと思います。

 

別に、ミサイル発射時のJアラートやエムネットの警報に難癖つけるわけでもありませんし、絶対に必要なシステムであり、日本国民にとって情報共有や避難に、大きな効果を発揮できる事は間違いないと思うのですが、まだまだ、改善すべき点やシステムの精度を上げる取り組みが必要だと感じるのは、私だけではないと思います。

 

このような警報が流れることなく、北朝鮮の挑発を止めさせることが、重要ではありますが、以前は考えもしなかった危機状態が現実に近づいている今、国民がその危機状態に対して鈍化するような慣れの状況を作るのではなく、危機に対する備えを、十分に意識して、行動に移せるような訓練を本気で促すべきだと思うのです。

 

では。